オープンネット（本社・鳥取県米子市、山中省吾代表）は、
18日『建築事務所のピュアＣＭ／分離発注』研修会2006を大阪・中ノ島の大阪市中央公会堂で開いたオープンシステム業務の中核として設計・デザインや業種ごとの作業分析をテーマに、業界に新風を吹き込もうとする約７０人の建築士が具体事例で新たな建築システムに理解を深めた。

　日本建築家協会・日本建築士連合会CPD認定プログラムとして、今回は業務の入り口として「設計・デザイン」の講義を本間総合計画の本間貴史氏とアトリエ・ラッツの古後信二氏が、またＣＭrとしての技術的裏づけとなる「業種ごとの作業分析」を山中代表が発表。

　研修委員長の武藤昌一氏は「ＣＭをもう一歩深め、次の展開へ結びつけよういう話題」と紹介、山中代表は「ＣＭ発注で設計事務所が何に力を入れるのか、何が欠けているのか」を問い掛け、実務から導き出された入り口で品質・コスト・作業時間などを徹底的に解剖した。

　オープンシステムは従来の一括請負型でなく、施主主導で分離発注を行なう建築システムで、オープンネットに参加する設計事務所は累計で2,200棟ものピュアＣＭの実績を有する。

　研修は会員事務所の垣根を越えて、その経験や知識、ノウハウを公開するもの。