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中部経済新聞 2003年5月21日
クローズアップ/注目の企業・団体・ベンチャー 〜現代設計事務所〜
建築主主導の家造り推進
オープンシステムを導入
〜
現代設計事務所
〜
コスト削減効果も
セミナーで普及めざす
建築主主導の家造り、大工など現場職人の顔が見える♂ニ造りを進めているのが現代設計事務所(桐山貞善社長)。従来の一括請負型から、建築主の代理人、パートナーとして、各専門工事業者に分離発注する「オープンシステム」の考え方に共鳴、住宅に関しては、ほぼ100%このシステムで対応している。また、各種のセミナー開催を通じてシステムの普及に努めるとともに、一般の人にも認知される建築士、社会貢献する設計事務所を目指している。 (大垣)
クローズアップ
注目の企業・団体・ベンチャー
同社は88年の設立。一般設計管理を主業務として活動を開始したが、96年に建設業界のコスト配分、特に住宅分野での在り方に疑問を感じていた桐山社長が、建築革命宣言≠掲げ、コンストラクションマネジメントに絞り込んだ業務を展開する山中設計主宰・山中省吾氏に出会い、その考えに賛同、オープンシステム展開の端緒を切った。
個人客も増加
同社のシステムは、コンセプトから完成まで建築主から依頼を受けた同社が間に立ち、大工や電設、内装業者と建築主が直接契約を結び、工程調整や検査も請け負って全ての情報を開示しながら家造りを進めるもの。これに仕入れの入札方式、あるいは木材の直接買い付けなども行い、「営業コストなど間接費も削減することで、10%くらいのコスト減になる」という。
システム導入後は、当初はほとんどなかった個人客も増え、5年で40件超の実績を挙げ、その後もコンスタントに住宅建設を受注している。これに加え、契約時に15内外の業者と建築主が顔を合わせることで、両者間が親密になり、建築主の要望が直接工事業者に伝わることで現場での追加・変更がほとんどなくなったという。
また、建築主と工事業者の直接契約で、完成時に現金で支払う―という方式を基本システムにしているため、桐山社長は「工事業者それぞれが一つの建物を協力して作るというプロ常識が満たされる上に、手形回収への不安がなくなり、数をこなすうちに現場の雰囲気、仕上がりが目に見えて向上した」と指摘。さらに「住宅建設が経済行為化し、作り手の顔が見えなくなるとともに、職人側にも仕事の魅力が減り、後継者問題もあって技術の伝承が難しくなってきていると思う。正当に評価され、収入面の向上も図れるようにすべき」と熱を込めて語る。
楽しさを提案
この一方、同社では月1回程度、システム普及を兼ねてセミナーを開催している。セミナーでは「3〜4ヵ月で家がほしい方には勧めない。1年かける方には価値がある」とシステムを説明するほか、金融はもちろん、バリアフリーから地震まで住≠ノかかわるさまざまなテーマで外部講師を含めた講演会も行っている。
現在、一般設計管理60%、オープンシステムによる建設40%の比率を逆転させたい、とする桐山社長は、「建築士は建物を作るのが好きな、いわば建築オタク。それもあって、今まで一般の人が必要としない、見えない存在だった。セミナーも社会貢献と考え、情報提供を続けるとともに、日本人が生活を楽しむことを提案していきたい」とし、日本の古民家にイタリア家具の組み合わせ、といった生活提案型のモデルルーム設置など、新たな展開を検討している。
【メモ】本社=大垣市割田1-208-1▽事業内容=マンション・事務所ビル・公共施設などの一般設計管理、住宅設計管理▽売上高=8000万円(前8月期)▽従業員=6人▽電話=0584-89-6663
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