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住まいる生活 11月号 札幌/小西建築工房
【巻頭特集】こんな家で暮らしたい。
【巻頭特集】
あなたの理想をカタチにすると、どんな家ができるのだろう。
こんな家で暮らしたい。
札幌市 楠木邸
設計/
株式会社小西建築工房
「町内一変わった家」がコンセプト。
傾斜地を活かしたスキップフロアの個性的な住まい。
打ち合わせの段階では「忍者屋敷のように」という希望も提示していた楠木邸。忍者屋敷、つまり他とは違う家がいい、ということである。壁が回転して隠し部屋へ、掛け軸の裏に抜け道が・・・とはいかなかったが、小さな照明ひとつまで自ら選んだ楠木さんこだわりの住まいをご覧いただきたい。
こんな家で暮らしたかった
〜楠木さんの場合
■忍者屋敷のような仕掛けのある家
■テーマカラーは「白」
■北欧風の雰囲気。決してログハウスではなく木の部分よりも白のスペースが多め
■汚れる、傷がつくなどの心配をせずに、子供達が楽しく走り回れる家
■スキップフロア
■キッチンはアイランド型。白のタイル貼り。ただし、掃除の手間はかからないように。
以前の住まいについて
以前は2LDKの賃貸アパートに家族4人で暮らしていました。とにかく寒くて結露やカビに悩まされる家でしたね。
住宅購入のきっかけ
もともと長女が小学校に上がる前までに家を持ちたいと思っていたんです。実現にむけて、理想の住まいについていろいろ考えていましたよ。
小西建築工房に依頼した理由
モデルハウスにも出掛けましたし、他の設計事務所にもプランを立てていただきましたが、しっくりいかなかったんです。自分たちの思いが伝わらないというか・・・。
そんな時期に大阪の実家で、あるテレビ番組を見たんです。それが「オープンシステム」を取り上げたもので、その内容に感動しまして。札幌に戻ってから、オープンシステムについて書かれている本を買って、そこに載っていた小西建築工房さんのホームページを見たんです。いくつかの作品が紹介されていたんですが、その中にとっても素敵な家があったんですよ。早速購入した本の巻末についていたアンケートを小西建築工房さんにFAXで送りました。それから何度かメールのやり取りをして、直接お会いすることになったんです。
「これ位なんですけど・・・」って恐る恐る予算を提示したら、小西さんからは「充分じゃないですか」って言う返事が返ってきたんですよ。システム自体もそうですが、安心できたんですよね。
土地選びについて
少しでもいいから海が見えることが条件でした。地域についても「この辺りで」という希望が固まっていたので、暇を見つけては売地という看板が立っている土地を車で見て回りました。
家づくりで一番苦労したこと
しいて言えば、子供が熱を出して現場見学にいけない日もあったことでしょうか。当日チェックできなかった分、後日手直ししてもらうこともありましたからね。・・・でも家づくりに関しては楽しかったことの方が多いですよ(笑)。
暮らしてみての感想
本当に暖かいんですよ!冬の間は床暖房の温度を22℃位に設定していますが、それで充分。ランニングコストも随分抑えられていると思います。
それと、子供達が走り回る音を気にする必要がないのも一戸建てならではですよね。子供部屋は、ボールを蹴ったり、走り回ったりしても大丈夫なようにしていただいたので、汚れや傷がついたらどうしよう、という心配も無いんです。
こうしてみても良かった、と思うこと
デッキの除雪作業が大変なんです。一部穴を開けて雪を落とせるようにするとか、少し工夫したいなと思っています。小西さんに相談すれば解決する話なんですよね。(楠木さん談)
掲載者
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