2000年に出版しベストセラーとなったパート1の続編で、豊富な事例を挙げてシステム採用のメリットを、ドキュメントタッチで描写している。 オープンシステムは、ハウスメーカーなどによる一括請負式の発注とは異なり、施主が業者に分離発注し、施主の希望をより反映した住宅を建設する。実際には、施主から委託された設計事務所が代理人となり建築プロセスを統括、完成までの実務を仲介する。 「価格の見える家づくり2」はA4判144ページで、1500円。山中社長によるオープンシステムの解説や同システムで建築した15棟のカラー写真付きの事例紹介、環境を考慮した建築資材の選定法など多彩な内容を盛り込んだ。 住宅事例では全国各地に建設されたオープンシステム住宅の外観や内装を写真付きで紹介。建築主がシステムを採用した経緯、施工前後の様子をドラマ風に描き、発注から完成までの過程を詳しく記述している。全国の主要書店で取り扱っている。 山中社長は「多くの人に読んでもらい、希望通りの家を建てる参考にしてほしい」と話している。