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北海道の注文住宅(P.8〜11)
(株)リクルート
開放的な間取りに木の素朴な感触。
オープンシステムでコストダウンにも成功
お子さんの小学校入学を機に新居の実現を計画
「家を建てようと思ったのはずいぶん前からです。子供が今年の春に小学校へ入学しますので、とにかくそれまでは・・・・と思っていました」と片山孝行さん。
そこで具体的に動き出したのは昨年の春。「最初はハウスメーカーのモデルハウスを見ましたけど、費用が高くなりそうな気がして、すぐやめました。そして知人に紹介してもらったのが、建築家の小西さんでした」。
片山さんの新築計画は、まず土地の取得が第一。「エリアは西区か手稲区」という希望もあり、まず土地探しからのスタート。「でも予算が決まっていましたから、最初は札幌市内は無理かな・・・と思ったんです(笑)」。片山さんは綿密な資金計画を立てて、「毎月のローンの返済は大体7万円まで。ボーナスの支払いもそこそこに」という予算の中で、土地取得、建物の建築という考えがあった。それを叶えるためには土地の価格も限られてくるだろう。しかし小西氏が探し回った結果、手稲区で約55坪、980万円という土地を購入。一気に計画は動き出した。
分離発注のオープンシステム毎日のやり取りはメールで
片山さん宅の大きな特徴は「オープンシステム」での家づくりということ。この「オープンシステム」とは、建築主が工務店やハウスメーカーなど元請け会社を通さずに、それぞれの専門工事会社と工事請負契約を交して建築物をつくること。つまり大工(木工事)、左官、内装、建具、塗装、電気、給排水、空調などそれぞれの工事を直接専門会社に依頼する「分離発注」である。従来は元請け会社が一手に引き受けるものだが、直接それぞれの専門会社に依頼することで中間マージンが発生せず、コストダウンにつながる。現場監督の役目は建築家が行い、発注、管理業務すべて取り仕切る。こうしたシステムに参加する設計事務所が日本全国で約120社あり、小西氏の事務所も参加しているのだ。また、インターネットをフルに活用するIT方式であることも特筆できるだろう。
「ホームページでは常に当社の情報を伝えています。そしてお客さまとのやり取りもメールが多いですね」と小西氏。工事の進み具合や確認事項はメールで行い、ユーザーとの意思疎通に重要な役割を果たしている。
「メールを送るということは文書として残りますから、口約束での行き違いも解消できます」。片山家にある多数のメールが、緻密なやりとりであったことを物語っている。
このように、コストダウンを図りながら小西氏と片山さんのメールを活用したやりとりが家づくりを支えていたのだ。
広くて明るい快適な住まいお子さんたちもノビノビと
「設計については小西さんにほとんどお任せしていました。希望として伝えたのは、土地が限られてくるので、広く見える家にしたいと。圧迫感のない家、木を使って素朴な感じの室内に。そして明るくて暖かい家、ということですね」。小西氏が用意した数パターンの設計図をもとに話し合い、「片山さんの職業は道路の設計で、技術のことには詳しい方。専門用語も通じて、話しはしやすかったです」と小西氏が言うように、スムーズに間取りは決定したという。
こうして完成した片山邸は、リビング・ダイニングに大きな吹き抜けを設けた開放感たっぷりの住まい。天井にはパイン材が張り巡らされ、木の感触も味わえる、実に居心地の良いお宅である。お子さんがまだ小さいことから、リビング横のフリールームは子供用のスペースに。さらに床下は45センチの収納スペースにもなっている。「床下全部が収納になっていますけど、家の前の方は深さが1メートルくらい。タイヤとか普段使わないものを収めてありますが、とても便利です」と片山さん。
さらに「住み心地にはもちろん満足しています。子供たちが走り回っても音を気にしなくてすみますし、広くて明るいのもいいですね」と奥さまの康子さん。建物としての価格はすべての工事を含めて約1500万円と、やはり魅力的な内容。時代に先がけた新しい住まいづくりは、こうして実現している。
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