QアンドA
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Q26 バリアフリーのバリアとは、具体的に何ですか?
 

バリアフリーのバリアとは、具体的に何ですか?
 バリアは単純には「障壁」という意味です。建築についていえば、日常生活を営む上で、建物の段差等、物理的障壁という意味合いが強いようです。また、障害者の社会参加を困難としている社会的、制度的、心理的な全ての障壁という意味合いもあります。
■住宅で卑寺に注意する点は、
●部屋の配置/動線がよくないと建物自体がバリアとなる。
●段差/屋内外とも3mm以下が好ましい。
●手摺/使う人の使いやすい高さにすることが重要だが、下地を強固にすることも大切。
●廊下・出入口の幅/幸いすを考えると、80〜85cm以上が望ましい。引戸が望ましいですが、開き戸でもシングルレバー等が望ましい。
●建具/床は滑りにくく、壁は鈍角・曲面仕上げが望ましい。当然、仕上げは有害な揮発性有機化合
●床、壁の仕上/物等を放散しない材料を使用することが重要。安全性に配慮して操作しやすい機器を選ぶ。
●設備/各室間の温度差が少なくなるように配慮する。また室温だけでなく、湿度・換気・通風等にも
●温熱等環境/配慮することが重要。
●収納スペース/物が収納されていないと居室内に置くことになり、それがバリアとなる為、収納スペースを十分考えた建物にすることが重要。
●採光・照明・色彩/居室部分は十分な採光を考慮し、玄関の段差や、階段・廊下の照明に配慮する。また傾斜路や段差部などは、仕上げの色を変えて安全性に配慮することが望ましい。手摺や把手等の色は、壁・建具等の色と識別することが重要。
 (みずほ建築事務所 山田雄一)
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