【Q】ムク材で床暖房は出来るか？＆【A】Re:ムク材で・・・

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	【Q】ムク材で床暖房は出来るか？＆【A】Re:ムク材で・・・
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[club 418] ムク材で床暖房は出来るか？

----- Original Message -----
Sent: Sunday, April 01, 2001 7:58 PM
Subject: [club 418] ムク材で床暖房は出来るか？

素人の質問で済みません。
以前から暖（冷）房に関してはＯＭソーラーの利用を考えてはいましたが、先日夜間の見学会に参加してみて、思ったほど温かくないこと、
また２階床は吹出しが無く冷たいことから、床暖房（電気式・温水式）も再考すべきかなと現在ではおもっています。
しかし、一方では床材は温かさを感じる材ということでムク材（杉等針葉樹）にもこだわっております。
その場合、ムク材は、直接熱が加わる床暖房（特に電気式）にすると施工後の伸縮が大きく、
所謂あばれる危険性が高く、床暖房との相性は悪いので出来るだけ避けた方が良いと聴いたことがあります。
住宅雑誌を見ていてもムク床材と床暖房との取り合わせは無いようです。
ＯＮで施工した実績があれば、ご教示ください。

[club 419] ムク材で床暖房は出来るか？に興味津津

----- Original Message -----
Sent: Sunday, April 01, 2001 11:41 PM
Subject: [club 419] ムク材で床暖房は出来るか？に興味津津

福富＠京都府城陽市です。

新田さんのご質問に私も興味津津です。
ぜひぜひたくさんのご回答をお願いします。
床材は、フローリングで使われるブロックのようになったものと
学校の床みたいに長い板があるようですが、「あばれかた」は
違うのでしょうか？

ところで、材質ですが、硬い広葉樹のほうが床材には向いている
と聞いたことがあります。それぞれの特性も御教示下さい。

[club 420] Re: ムク材で床暖房は出来るか？

----- Original Message -----
Sent: Monday, April 02, 2001 11:28 AM
Subject: [club 420] Re: ムク材で床暖房は出来るか？

みさき建築研究所・御前（みさき）です。
ONの施工例ではありませんが、温水式床暖房にムク材使用例あります。
施工後一年経ちましたが、あばれ、やせ等ないようです。

材料はナラ材　厚さ15mmで、合板12mmを下地にボンド併用で釘で施工しました。
メーカーは京都の「志木」から購入しました。

価格は30坪以上の場合14,500円/坪（！）で品質も安定しているようです。
但し、無塗装です。他にも、たも、ラオス松、カリン、吉野杉、ヒノキ等
そろっているようで、ご存じでない方は一度問い合わせてみてください。
カタログとサンプルが送られてきます。
→（有）志木　TEL 0774-82-2025 FAX 0774-82-2208

床暖房の例ではありませんが、ヒノキのムク・縁甲板で失敗例あります。
幅広の物を使ったためか、十分乾燥していなかったからか、非常にやせてしまい、
目地が広くなってしまいました。また広葉樹に比べ針葉樹は柔らかい為
イス、特にキャスター付の物を使用する場合、傷かつきやすいため、クレーム
になる場合があります。多少の傷はそれなりに趣があるという考え方も出来るでしょ
うが・・・

…………………………………………………………
みさき建築研究所　御前好史（みさきよしふみ）
〒211-0064　川崎市中原区今井南町486-1-205
tel 044-711-8566
　　　fax 044-711-8597
mail ymsky@d4.dion.ne.jp
…………………………………………………………

----- Original Message -----
Sent: Monday, April 09, 2001 10:29 AM
Subject: [club 448] Re: ムク材で床暖房は出来るか？

みさき建築研究所・御前（みさき）です。

先日　ＭＬに流した情報訂正します。
4/7（土）に温水床暖房にナラムクフローリングを施工したお宅に
1年目の点検に行きました。確かに1月はじめまではなにもなかった
のですが、今回チェックしてみると、床暖房パネル上のフローリング
はわずかにやせており、目地も少々広がっていました。
最大で2.5～3mm程度の目地巾になっています。

先日の、問題なしとする内容は訂正いたします。ゴメンナサイ。

[club 421] RE: ムク材で床暖房は出来るか？

----- Original Message -----
Sent: Monday, April 02, 2001 12:49 PM
Subject: [club 421] RE: ムク材で床暖房は出来るか？

床暖房について

いつも使っているのは、低温水床暖房で銅管・銅パネルの仕様で不凍液
を５０℃前後に暖めて、とうしています。
熱源はやはり、灯油が一番安くなります。
この上に、直に無垢のフローリングを張っています。
最初は無垢のヒバ板ｔ１５×９０を張りました、少し隙ますが暖房をやめると
もとにもどります。すきはほとんど気になりません。
２回目は、オープンネットＯＥＭ製品のＪパネル杉ｔ３６×９００×１８２０を
はりました、１冬過ぎましたがほとんど収縮はありません。
今回は無垢の桧ｔ１５を使用する予定です。
桧は大丈夫ですが、杉の無垢板を使用するのは、かなり難しいと思います。
どうしても杉を使いたい場合は、無垢板の集成材を使ったほうが
無難です。

ソーラー温水器で不凍液を温めて、冬季は床暖房に利用したいのですが、
初期のコストの問題で、実現できていません。

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　■　「住まい木創舎」木村　誠　　　　（兵庫県西宮市）
tel 0798 63-3307 sumai@f4.dion.ne.jp
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オープンシステム全国ネットワーク会員
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本民家再生リサイクル協会会員
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[club 427] 床暖房と無垢材について

----- Original Message -----
Sent: Tuesday, April 03, 2001 1:41 AM
Subject: [club 427] 床暖房と無垢材について

オープンネット倶楽部の皆様　こんにちは
常冨＠福岡です。

床暖房と無垢材についてですが、私の現在の仕事は主に床暖房
システム（温水式、電気式共）の設計、施工ですので、少し意見を
述べさせていただければと思います。

施工例としては、温水式を中心に約50例ほどあります。
また、温水式の場合、蓄熱モルタルに直張り施工をしています。

最近、お客様より、無垢材を使いたい、という声をよくお聞きします。
従来の考えでは、無垢材は床暖房に使えない、というのが一般的
ですが、最近、床暖房対応の無垢材というのも市場でちらほら
見かけます。

無垢材が床暖房に向かない理由の一つに、加温時の熱収縮に
よる隙間の問題があります。いわゆる、木があばれたという時、
通常、このことをいいます（痩せ、反り等）が、今、現在直面している
問題としてこの反対の膨張に悩まされています。

ここ１ヶ月ほどの完工物件で床暖房に使えるということを売り物に
した無垢材を使ってみたのですが、蓄熱モルタルに直張り
（根太工法、ボンド、釘併用）にて施工したのですが、引渡し
1週間程して、床材表面にスジが入り（床材の裏に溝が切ってある
部分にそって）、１０畳間の中心がちょうどピラミッドの頂点のように
隆起してきました。

木が膨張して逃げ場がなく、結果、部屋の中心点に力が集中して
しまったようです。

この床材は特殊高温加工して含水率３％以下に乾燥させ、水分も
吸収しにくくしてあるとの事でしたが、現実には上記のような事態
になってしまいました。（現在、原因調査中）

これも、先の御前さんのご意見のように、合板で捨て貼りをしたり、
木村さんのおっしゃるように温水温度を５０℃程度の低温に保てば
問題は発生しなかったのではと思います。

しかし、一般的には、温水式暖房機器の設定温度は通常６0℃で
あり（機器的には８０℃まで上げれます）、また、捨て貼りすれば、
それだけ熱応答が悪くなるので、常時運転にしなければ、それだけ
立ち上がりに時間がかかってしまいます。

電気式の場合は尚のこと、入力温度が高めなので、こういった問題
はいずれ発生したのかなと思います。

松下電工や大建工業などの集成材の床暖房専用床材を使っていて
今までこのようなことは無かったので、正直、今は無垢材の使用に
慎重にならざるをえません。（使いたいのはやまやまですが・・・）

もし、どうしても無垢材を使われるのであれば、前述の①捨て貼り
をする。②床温度管理を徹底する。以上２点は注意点として押さえ
られておいた方がよいと思います。

上記問題点の調査結果及び、今回自宅に使用した自己温度制御型
面状発熱ヒータータイプの床暖房のモニタリングもまたの機会に
ご報告させていただきたいと思います。

********************************
　　　常冨　博史
　特許管理士　　知的所有権管理士
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[club 430] ムク材の床暖房について

----- Original Message -----
Sent: Tuesday, April 03, 2001 11:10 AM
Subject: [club 430] ムク材の床暖房について

オープンネット業者バンク会員のア.ア.ン.コーポレーションです。
当社は、床暖房の施工を２０年以上前からやっており、
公共施設,一般木造住宅を合わせて千数百件の施工実績があります。
最近は,一般住宅においても床暖房の普及が著しく施工業者も増えつつあります。
仕上げ材は、ムク材に限らず温度管理の如何によって大きく変化する可能性があり、
経年変化として現れてきますから、特に慎重に選定する必要があります。
フローリングメーカーには、床暖房用ムク材をうたっているものもあり、
それぞれ数値データも出していますが,実際のところは、
床暖房の施工内容が一様でない以上、
このフローリングは絶対大丈夫という保証にはなり得ません。
当社の床暖房ユカオンJの施工の場合、ムク材の要望があるお客様につきましては、
放熱面に直接仕上げ材が接しないように、空気層を設ける工法を取っております。
この場合、通常２０から４０分の立上り時間が２時間程度となりますが、
温たまってからの快適さは、何ら変わりありません。
従って、タイマー制御または２４時間運転をお推めします。
ただしこの場合は、設計士さん、工務店さんとの綿密な打ち合わせが必要であり、
安易な施工は、床暖房の効果を半減させてしまうおそれがあります。
当社の床暖房での今までのムク材使用例としましては、
ナラ材が数十件と多いですが、杉材の施工例も数件あります。
その他、サクラ材やクリといったものも床暖房には適した仕上材といえます。　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・ア、ア、ンコーポレーション
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　営業部　　辻　幸男

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