[club 157] 連載６

みなさまの疑問・質問にお答えします。

	[club 157] 連載６

----- Original Message ----- Sent: Thursday, November 30, 2000 10:23 AM Subject: [club 157] 連載６連載６建築主も改めたほうが良いのでは成約率が低いと建設業の経費は膨大なものになる。成約させるために行なうサービス業務に多くの費用がかかるからだ。建築の元請会社にしても「無料の設計サービスは止めたい」というのが本音である。ここが建設業にとって頭痛の種。かといって方針転換をして「これからはサービスで図面を描きません」と言えば、建築主から「では、さようなら」と言われるのが恐いから、なかなか踏み切ることができない。また、先日ある建築主から聞いた話。「あそこの工務店はこちらから声をかけているのに、なかなか設計図面を持って来ない。あんまりやる気がないのでは…。」どうやら建築主のほうも、「工務店はサービスで設計図面を持ってくるのが当然」と思っているようだ。他社がやるから我が社もやらざるを得ない。建築主が求めているからやらざるを得ない。いたちごっこ、悪循環である。どうすれば良いか。鶏が先か卵が先か。業者側だけが悪いのではなく、建築主のほうも改めるべきと思う。経済も教育も、世の中の動きは結局一人ひとりの人間の考えが反映されているのである。仕組みや制度が悪いといっても、それを変えていく一番の近道は一人ひとりが自立した人間になることである。遠いようでもそれ以外に確実な方法はない。あるアメリカ人の話を聞いた。日本に永住することに決め、家を建てることにした。工務店に声をかけると、早速営業マンがやってきた。打ち合わせをして設計図面ができたが、費用の請求がない。「変だな。いつ請求がくるのかな、建築費の見積りと一緒に請求がくるのだろうか」と思った。やがて建築費の見積書を持ってきた。見積書の項目に設計費用が30万円ていど記載してあった。「何回も打ち合わせをしてつくった設計費用がたった30万円？これでは人件費も出てこないだろうにね。」次に建築工事費に目をやった。4,000万円。「ふむふむ…。」それから諸経費を見た。400万円。営業マンは「諸経費の400万円は値引きが可能です。」と言った。「えっ、それではあなたの会社はどうやって利益をだすの？」「…。」営業マンはしどろもどろになった。結局アメリカ人は「これではあなたの会社を信用することはできない。」と言って断った。「でも、こちらがお願いして設計をやってもらったのだから、必要な費用は払うけど、本当に30万円で良いの？」私はこれが道理だと思うし、これが自立した人だと思う。サービスで何でもやってもらおうと思うから、おかしくなる。「只より高いものはない」というが、結果的には見えないところで全部自分自信に跳ね返ってくることは、なかなか見えない。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 　　■業界常識を打ち破る　顧客主導の建築革命■ 　　これだ、これ！　待っていたんだ　この仕組み　　　　　　　　　　　　夢が叶うぞ　オープンで！ ■山中省吾（やまなかしょうご）mobile@open-net.co.jp ■オープンネット株式会社　http://www.open-net.co.jp 　〒683‐0804　鳥取県米子市米原5-3-20　0859-37-3343 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥














掲載者
関連HP


		『Index』から選択し、『Go!』をクリックして下さい。
	［Privacy Policy］［お問い合わせ］