Hさん親子２世帯住宅

	Hさん親子２世帯住宅
	埼玉県さいたま市/水村建築設計事務所/２００５年１０月竣工

■ ■ Ｈさんは、完成後の施主様からオ－プンシステムの話を聞き、ご夫婦で事務所に相談に来られました。その後半年ぐらい後に、敷地が確定したとの連絡があり、話をお聞きするということで、設計が始まりました。おもしろい形をした敷地で、道路への出入り口が３方向あり、２世帯の玄関を北と南にし、廊下でつなぎ、２つの吹抜けから光と２世帯のつながりを重視してプランに試みました。 ■ ■
■ ■　右の写真は、南面です。２階屋根に太陽光設備を設置しました。１階のお父さん、お母さんが布団や洗濯ものが干しやすいように裏のホームセンターより購入し、ウッドデッキを作りました。昨日、ご訪問したら、庭にレモン、みかん等植木が植えてありました。 ■ ■
■ ■ 左の写真は２階リビングは、天井杉板の勾配天井です。リビングとでダイニングは、上世帯、下世帯とも同じ位置にあり、上下音が少しでも気にならないように計画しております。天井現し板の上は、外断熱、通気工法で夏の暑さを和らげ、棟換気にて熱を排出しております。 ■ ■
■ ■ 右の写真は、私が、材木問屋さんと仙台の山にある家具屋さんの材料置き場から探しだしたウオルナット、栗の板です。広葉樹の板は最低２年の自然乾燥が必要なのですが、この厚み、サイズは中々ありません。無理を言い材料屋さん家具職人さんありがとうございました。時がたち益々、好いつやが出ると思います。加工機械にも通らない幅、厚さ大きさですから、大工さん、加工ありがとうございます。 ■ ■
■ ■　　写真で見ても、敷地の関係で複雑にみえるのですが、構造体も仕上げざいとも、エキスパンションで２つの建物になっております。コンクリートや鉄骨構造では、エキスパンションはメカーにて制作されているのですが、木造用ではつくられていません。板金屋さん苦労かけました。住宅では、L型は計画はあまりしません。今回はどうしても計画では、避けられなく、試行錯誤で職人さんと協力してつくった手づくり品です。屋根を軽くし、地震時等の変形を少なくし、EXP、エキスパンションで建物変形がうまく逃がすよう工夫されたものです。 ■ ■
建築場所	埼玉県さいたま市
建物構造	木造２階建て　べた基礎 2世帯住宅
延べ面積	２０５．１８㎡　６２坪　＋ロフト
着工日/竣工日	２００５年４月/２００５年１０月
外壁	グラスファイバーネット入りモルタル、ベルアート刷毛引き左官
屋根	ガルバニュウム鋼板平葺き仕上げ
床	床暖房対応フローリング
内部壁	珪素土わら入りラフ仕上げ一部クロス
天井	１階　エコクロス、　２階杉板３６ｍｍ表し
設備等	太陽光設備、エコ給湯２台、床暖房、オール電化
掲載者	水村　進
関連HP	水村建築設計一級建築士事務所

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