オープンシステムの詳細について解説
　

オープンシステム　TYPEⅠ
　 オープンシステムの基本型となる完全分離発注型の見積・発注形態です。設計事務所が設計監理者の立場で各専門工事業者をとりまとめます。

設計・見積・業者決定プロセス1.設計プロセス

お客様はオープンシステムの設計事務所（建築士）と建築士業務委託契約を交わしていただきます。

設計期間中、建築士は必要に応じて専門工事業者と技術的な相談を行う場合もあります。
工事発注・施工プロセス2.業者選定プロセス

お客様とオープンシステムの設計事務所は実施設計完了後、協議をして見積参加業者を選定します。業務委託された設計事務所は選定した業者に対して見積依頼を行ない、各業者は提示された内容によって積算し、お客様宛に提出します。設計事務所は金額の妥当性・信憑性などを検討し、お客様と協議をしながら各工事業者を決定します
写真2.工事発注・施工プロセス

工事業者が決定した時点で、お客様と各工事業者との工事請負契約を交わします。このときに設計事務所は、契約実務上の支援業務を行います。お客様と施工者が互いに顔の見える形での信頼関係を築くことができます。

契約完了後、設計事務所は各業者と調整して、工事全体の工程表を作成し各業者に連絡します。工程を守るのは各業者の責任ですが、調整の必要が生じた場合は、設計事務所が中心になり各業者をまとめます。変更・追加についても同様です。

工事の品質は、各業者の元請責任で確保するものですが、各業者の自主検査とは別に、工事の要所要所で、設計事務所が検査をします。お客様は、どの時点でも設計事務所に対し、工事の進捗状況や監理・検査報告を求めることができます。また、工事現場を見学することができます。※事前連絡は必要です。

工事が完成した時点で各業者立会いの下、完了検査を行います。完了検査には、お客様が立ち会うこともできます。手直し工事を行い、引渡しになります。引渡し時には、各業者と設計事務所による取り扱い説明と関係書類の受け渡しがあります。
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